
『The Cymbidium・シンビジューム』
(2022)おのだ希
冬に、描きました。
Artgeneさんにて、印刷額装作品として
販売しています。
額装を、カスタマイズしていただくことで
お部屋に合う感じや
お求めやすいお値段に変更できます。
Artgeneさんでの、わたしの作品 . . .
お花屋さんみたい ☆ に
なってきました(笑)。

『His Life 1 』(2022)おのだ希

『His Life 2』(2022)おのだ希

『His Life 3 (車の中で・in his car)』
(2022)おのだ希
” He ” is my father.

『A Fish・お魚さん』(2022)おのだ希
こちらは、コラージュ作品です。
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若い頃、1年間経験した、美術系の大学。
授業の課題で
君は何で、きれいにきちんと作品を作らないんだ、と。
コンセプトがない、天真爛漫だね、と。
言われ続け、とても悲しく感じました。
まぁ、小さな頃から図画工作の工作が
めちゃくちゃ苦手だったわたしが、
デザイン科に入った点が、おかしかったのですが。
でも、今考えるとよかったと思うこと、を書きます。
きれいに、仕上げないと
伝わらないことを知ったこと。
(そういうきれいに仕上げたものばかりが
美術やデザインでは、ありませんが)
伝える、上での、気持ちの受け渡しに
つながるから。
そして . . . それまで写真は身近ではなく、
自分で撮ったことがなかったのを
(スマホや、デジカメの時代ではなかったので)
(授業で写真があったので課題のため)
写真を撮るようになりました。
わたしは写真は上手くないけれど
構図をパッと切り取る楽しさが
絵を描くのと同じだと(後で)
感じるように。
それから . . . 大学でのことがきっかけで
コンセプトについて考え続けて、結局
わたしは、頭で考えたコンセプトについて
つめていって、作品を作ることは苦手だということ。
それなら . . .
ピアニストが、フレーズを思いつき、つなげて
美しい曲を作り、タイトルを付けるように
そういうふうに、作ろうと。
そのほうが、自然でいいなと。
物事に、ことさら構えないようにしようという、
心持ちになったこと。
また、マティスについて知って、
彼はハサミでモチーフの形を切るから
そんなビシビシきっちりした形じゃなく、
もっと自由。
それでいいんだ、きっちりしなくても。
って思えたこと。
わたしにとっての真実を発見するため
必要な経験だったんだなと思います。
ちなみにマティスの
『オセアニアの思い出』1952-53年
(ニューヨーク近代美術館蔵)
という作品、すき。
色の間に
木炭のゆるやかな、リラックスしたラインが
描かれているところが
なんかすき。
今、
その日、その日の感じで
そうだな、色で抽象画だな、とか
今日はコラージュ、とか
線と色で、描きたいな、とか
いやいや線でシンプルにいこう、とか
しています。
いただける仕事も、
今までに作った作品からの仕事、以外なら
描きたいな、と思うものはするけれど
描きたい気持ちがしない、のは
しないようにしています。
そういうのは結果的にいい絵にならなくて
仕事が成立しないことを知ったから。
作品を作ったりしていると、日々
ただ自分にとっての違和感、を見極めることに
敏感になります。
そこが要、なのでしょう。
まだまだ、へなちょこ!ですが(笑 ☆) . . .


『マティス作品
「ポルトガルの尼僧の手紙」挿絵
(マリアンナ アルコフォラード 著)
へのオマージュ
・Homage to Matisse’s Work』
唇の角度が違うし、眉毛の角度も違う。
マティスの、静謐で
哀しいような、温かいような、
夢見るような、筆致の作品とは
似ても似つかないけれど . . .
敬意を込めて。
わたしは
もし、ひとつだけ、もしもひとつだけ
どこにでも行けるとしたら?と、聴かれれば
(だいすきなひとの所は、別として)
マティスの制作した、ヴァンス礼拝堂、に行きたい。
I wish for love and peace . . .

『椿・The Japanese Camellia』
(2022)おのだ希
父との散歩途中の道に、咲いていました。

『子鹿・Cerbiatto』(2022)おのだ希
チェルビアット絵本店さんの入っている
cojica booksさんからの帰り道
興福寺近くにいた鹿さんを、アレンジして。

『Leaves 2022』(2022)おのだ希
葉を描くのは、わたしの定番 . . . ? かな。

『The Piano』(2022)おのだ希
母と伺ったホテルに置かれていた、古いピアノ。